MacへのXAMPPインストール

はじめに

本来、こちらには、お客様に役立つコラムを書いていく予定だったのですが、当面は現在進めているIT教育の資料を投稿していくことにします。

今回は、MacへのXAMPPのインストールと最低限の環境設定となります。

私の環境は、MacBook Air(M2)、 OS:Sonoma14.5となります。

ダウンロードとインストール

まずは物件を以下のURLからダウンロードします。

https://www.apachefriends.org/jp/index.html

2024年7月14日時点の最新版は、8.2.4です(PHPのバージョンに依存しているようです)ので、ダウンロードします。
以下のファイルがダウンロードされるので、右クリックから”開く”を選択してインストールします。

xampp-osx-8.2.4-0-installer.dmg

”自己責任でインストールせよ”の警告が出ますので、開くをクリックします。

その後、Macの認証画面が表示されますので、パスワードを入力してインストーラを起動します。

以下は、インストールの画面です。
今回はデフォルトのままインストールしています。

私の環境では、インストール開始から5分ほどで完了しました。

続いて、画面の”Finish”をクリックすると、管理コンソールが表示されます。

”Manage Servers”タブをクリックします。

Apacheは動作しているので、ブラウザに”http://localhost”と入力すると、以下の”ようこそ”画面が表示されます。

以上でインストールは完了です。

ドキュメントルートの変更

今回はインストール先をデフォルトのままとしたため、/Applications/XAMPPに物件がインストールされ、ドキュメントルートもそちらに設定されています。
このままでは、ファイルアップロード時にパーミッションの問題が発生するので、以下の手順でドキュメントルートを変更します。

  1. 管理コンソールから、タブ”Manage Services”を選択
  2. 画面右のボタン”Configure”ボタンをクリック
  1. 画面”Configure Apache Web Server”の”Open Conf File”をクリック
  2. 警告画面を”Yes”で抜けると、エディタに設定ファイル(httpd.conf)が表示されます。
  3. パラメータ”DocumentRoot”の内容を書き換えます。具体的には、下図のように”DocumentRoot”、”Directory”の2行の内容を、任意のパスに書き換えます。

今回は、ディレクトリ”/Users/Shared”の下に、ディレクトリ”xampp”を作成し、オリジナルのドキュメントをコピーしました。コマンドイメージは以下の通りです。

% cd /Users/Shared
% mkdir xampp
% cp -r /Applications/XAMPP/xamppfiles/htdocs ./xampp/.
% chmod 777 ./xampp/htdocs

FTPを使ってファイルアップロードもするので、作成したディレクトリに書き込み権限を含む全べての権限を付与しています。

  1. 管理コンソールからApacheを再起動します。
  2. ブラウザから”http://localhost”にアクセスし、”ようこそ”画面が表示されればOKです。

FTPのパス変更

続いて、FTPのルートパスを変更します。

  1. ファイル”/Applications/XAMPP/xamppfiles/etc/proftpd.conf”をエディターで開きます。
  2. パラメータ”DefaultRoot”およびタグ”Directory”の内容を、任意のディレクトリに変更します。
  1. 管理コンソールのタブ”Manage Service”から”ProFTPD”を選択し、ボタン”Start”をクリックします。

これでFTPサーバーの環境設定は終了です。

FTPクライアントからは、デフォルトユーザー”daemon”、パスワード”xampp”にて接続できるはずです。

まとめ

Macの場合は、パーミッションを気をつけないと、ファイルアップロード時に失敗するので、気をつけましょう。